試験勉強期間から
得た自信
税理士の勉強を始めたのは、大学3年生の時です。父は会社を経営しており、日頃から顧問税理士について「前向きな提案をしてくれない」「経営相談ができない」と嘆いていました。父のような経営者は他にもいるのではないかと考え、自分が手助けしたいと思ったのがきっかけです。
大学4年生で簿記論・財務諸表論・消費税法に合格し、大学を卒業した夏に法人税法と国税徴収法に合格しました。スムーズに取りきれたように思われそうですが、大学3年生からは毎日勉強に集中していたので、受験生の誰よりも努力したという自負があります。
令和会計社を知ったのは、専門学校の就職説明会です。将来「税のオールラウンダー」になりたいと思っていたので、特定の分野に絞らず、大企業の税務を幅広く経験できる点に魅力を感じ、入社を決めました。入社早々、大きなクライアントの担当を任されたのには驚きましたが、自分が勉強に費やした2年間が評価され、信頼してもらえたのだと実感しています。
クライアントと一緒に
成長したい
現在は大手不動産会社グループの税務を担当しています。毎月の訪問や、消費税のチェック、税務相談や申告書作成など、クライアントの経理担当者と日々メールや電話で連絡を取り合い、さまざまな業務に対応しています。
入社するまで社会人経験のほとんどなかった私にとって、大手不動産会社を担当することは大きな挑戦でした。クライアントの担当者には経験豊富な税理士の方がいらっしゃったので、初めは打ち合わせでも話についていくのがやっとという状態。しかし、仕事をしていくうちに自然と知識が身に付き、日々の業務も効率化を図っていくうちにスピードと質が上がっていき、担当者からも次第に認められていただけるようになったのを実感しました。その結果クライアントグループ内の別会社を紹介していただき、新たに顧問契約を結ぶことができました。クライアントと同じ目線に立ち、共に高めあおうとする姿勢を評価いただいたのだと思います。
担当者である税理士の方に質問された際は根拠のある答え方を心がけているのに対し、経理経験があまりない方に対しては、わかりやすく、間違いのないよう、気をつけています。自分が伝えた気になっていても、相手に理解してもらえていないと、ミスにつながりかねません。日々のコミュニケーションで相手の特性を把握し、それに合わせて対応の仕方を工夫しています。知識が豊富になると、偉そうに感じられてしまうこともあると思うので、謙虚さも忘れてはなりません。クライアントのニーズを引き出し、クライアントのよい点を吸収しながら、一緒に成長する姿勢を大事にしていきたいと思っています。