H.T.
2023年入社
アシスタントマネージャー
多種多様なバックグラウンドが
チームの力になっていく。
挑戦と変化を求めて、
国税局から転職
挑戦と変化を求めて、
国税局から転職
「安定した環境にいたものの、旧来の働き方にとらわれず新たな挑戦をしていく知人たちを見て、私も挑戦し、変化し続ける人生を歩みたいと思うようになりました」。
大学卒業後、勉強期間を経て東京国税局へ入局。中小企業の税務調査や、調査部で大規模法人の税務調査などを担当した。15年間勤めたものの、挑戦する人生をと退職を決意。M&A仲介会社で1年働いた後に、令和会計社に転職した。
国税局で働いていたというと“税の専門家”に見えるが、本人としては胸を張ってそうとは言えないジレンマがあったという。
「これまで知識が国税に偏っていたため、地方税も含めて幅広い税目について扱える仕事に就き、『本物の税のスペシャリスト』になりたいと思っていました」。
国税局を退職後、M&A仲介会社を経験したが、企業価値評価などの仕事をしていて、どこか「実態のないものを操っている」ような感覚を覚えた。生々しい現実もふまえ、現場の最前線で働く企業の人たちと向かい合う仕事をしなければ、真の知識やスキルは身につかないのではという思いがあった。
「これまでは申告書を見てそれが正しいかを確認したり、数字を相手に分析したりする仕事をしてきました。でも、みずからの手を動かして申告書をゼロからつくることはしてこなかった。これからは自分で申告書をつくる力を持ち、お客様の実務を支えていきたい。お客様が日々直面するハードルや課題を解決し、真に頼りにされる存在になりたいと思ったことから、令和会計社に入社することを決めました」。
税務調査の視点、
経験をチームに活かしたい
税務調査の視点、
経験をチームに活かしたい
顧客企業の税務調査の対応サポートをすることもあるが、“調査する側”の視点を知っていることは、“調査を受ける側”のサポートにも多いに役立っているという。
「国税局で大規模法人の税務調査を担当した経験があるのは、現在の私の強みになっています。調査官がどのような視点を持っているのか、何を重点的に確認しているのかなど、積極的にチームにナレッジシェアしていきたいと考えています」。
企業から税務にまつわる様々な問い合わせや質問を受けるが、その答え方ひとつにも、国税局での経験が生きている。立場や内容は違っても、国税局時代も様々な税に関する問い合わせを受けていた。ただし、条文を用いて「これはこういうものです」と説明するだけでは、相手は納得してくれなかった。
国税局員として説得力のある回答をすることが求められていた。そこで重要になったのが、問い合わせ内容に関連する事実を、電話を通じてしっかり聞き出す力だった。
この力も、現在の仕事に生きています。企業に向けて税務サービスを提供する立場へと変わったものの、曖昧な情報をベースに相談に乗るのではなく『事実をしっかり聞き取った上で、回答や提案をする』ことで提案やアドバイスのクオリティを上げることができるからです」。
一般的な税理士のキャリアとは異なるからこそ、持っている知識がチームにとって大きな価値に繋がる。これまでの経験や知見をチーム全体にシェアすることで、チーム一人ひとりの実力や魅力が増し、令和会計社が提供する税務サービスの質を向上していくことができると考えている。
「私以外にも多種多様なバックグラウンドを持っている人がいる。それがチームの強みであり、令和会計社の強みになっていくと感じています」。
申告書ではなく、企業の営みを見る
一方、これまでの仕事にはない難しさもある。
「特に申告書だけではなく、お客様の企業活動の全体を見て、税の面からチャンスやリスクがないかを考えなければならないところです」。
令和会計社の顧客は大規模な上場企業が多く、事業の内容も多岐にわたる。新しい事業を始めたり、投資信託をしたりと、様々な活動をするにあたっては、税務上のメリット・デメリットを考える必要がある。
もちろんお客様から「この新しい取引は、税務上の論点になりうるので事前に検討が必要だ」と持ち込んでいただくケースもあるが、必ずしも毎回気づくことができるとは限らない。
「専門家として私たちのほうから率先して、お客様が求める情報や懸念事項をふまえたアドバイスを提供していく必要があります。だからこそ、毎月、決まった経理関係の資料をやり取りするだけでなく、時には稟議書などもお見せいただきながら、密なコミュニケーションを心がけています」。
適切なアドバイスをするには、企業の背景にある業界全体、そして社会の動きを知ることも必要だ。担当になった企業を取り巻く業界がどのような仕組みになっているのか、どんな点が税務上のポイントになるのか、その都度調べている。 「そうした一人ひとりの努力が、私たちが提供するサービスやアドバイスの説得力に繋がっていくと信じています」。
申告書ではなく、
企業の営みを見る
ゼネラリストでありながら
税務のスペシャリストを極めたい
挑戦を求めて転職したその願い通り、現在は様々な業種業態の企業の税務担当を任され、新しいことをどんどん吸収できる環境にいる。「自分の知識やスキルをどんどん高めて、変化していけるのは単純に楽しい」と語る。
とはいえ入社した年に、誰もが知る大手企業の税務申告を任されたときには、さすがにプレッシャーがあったという。
「新しいことに挑戦したい、とは言ったものの、自分にとって未経験の領域がありすぎて、果たして自分にできるだろうかと最初は不安もありました。しかし、実際に仕事が始まってみると、代表と、経験のあるパートナーとチームを組むという強力なバックアップ体制がありました。顧客への訪問も一緒に行い、いつでも頼れる環境でした。チームで取り組んだからこそ、自分にとっての高いハードルも乗り越えることができました」。
これまで縦割りの組織も経験してきたが、ちょっとした相談がしにくかったり、直属の先輩や上司を挟み、段階を踏んで決裁権のある人に聞かなければならず、伝言ゲームのようになってしまったりと様々な難しさがあった。しかし令和会計社では、事業部を牽引するパートナーに対してもフランクに質問しても良い雰囲気があった。
「よく『書類にハンコをもらう前に、上司の機嫌を窺わなければいけない』というような話を聞きますが、令和会計社にはそういう不機嫌な上司がまったくいないことが衝撃的でした」。 
さらに後輩から「一緒にランチに行きませんか?」「今度飲みに行きましょう」と声をかけてもらう機会が多いことにも驚いている。
「フランクに話せる時間を通じて、仕事でのコミュニケーションも円滑になっていく。人間関係の良さが、仕事の質や挑戦しやすい環境に直結することを実感している毎日です」。
高難度の仕事に取り組むときは、知識やスキルのある人とチームを組み、サポートを受けながらやり切ることができる。そしてフラットでアットホームな社風がある。こうした環境が、新しい挑戦や成長を促してくれていると実感しているのだそうだ。
挑戦しやすい環境で、目指すのは「ゼネラリストとしてのスペシャリスト」と語る。
「多くの税理士法人では『〇〇税専門』と税目ごとの業務になりがちですが、ここは様々な税目の知識・スキルを横断して、総合的に税務の問題解決ができる場所です。偏った税務知識ではなく、幅広い知識を持ったゼネラリストの立場でありながら、同時に税務のスペシャリストを極めていきたいです」。
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