H.S.
2015年入社
税理士・マネージャー
企業の未来図を理解し、その挑戦を
税務の面から支えていく。
裁量を与え、
チームで見守る社風
裁量を与え、
チームで見守る社風
「税理士を目指した動機も、入社時のビジョンも漠然としていた私。それでも縁あって入社したこの令和会計社が、大企業の税務全般に携われる環境だったことで、日々の業務を通じて税理士としてのスキルや能力が向上していく実感があった。この場所にいたからこそ、税理士としてのやりがいも働きがいも、どんどん増していったのかもしれません」。
“何らかの資格を取得したい”と思っていたときに、大学の講義で税理士の仕事を知った。気軽な気持ちで目指すことを決めたものの、勉強し始めてから「こんなに難しいのか」と愕然。それでも大学卒業後、試験勉強に3年間専念し官報合格した。
入社したのは10年前。入社の動機はオフィスが綺麗だったこと、また法人の税務に携われたらと思っていたことだといい「随分、ぼんやりしていますよね」と笑う。明確な目標も目指す姿もなく、始まった会社員生活。しかし、そこで彼は目指すべき背中を見つけた。
「教育係の先輩です。仕事ぶりが本当にスマートで、さらにお客様から絶大な信頼を得ていたんです。お客様のもとへ先輩と一緒に訪問したところ、相手が大企業の重役であっても、動じず堂々と自分の意見を述べていた。税務についてのセミナー講師をしていたりと、高度な知識をチームのためにも生かしていて。ああ、自分もこういうプロフェッショナルになりたい、と憧れました」。
教育係の背中を見て、自分の目指す姿が明確になっていった。さらに、風通しがよくいつでも相談できる空気がありながらも、個人の意見や判断を尊重する社風も、成長を後押しした。
「ここには、メンバー一人ひとりに裁量を与えながら、チームで見守りサポートし合うような社風があります。自分で考えて仕事を進めていきたい私には、とても働きやすい環境です」。
一社丸ごと見るから
リスクを見逃さない
一社丸ごと見るから
リスクを見逃さない
顧客ごとに事業部分けがされている令和会計社。担当になれば、その企業の税務に関するあらゆる相談をチームで受けることになる。“私は決算専門なので、他の活動については別の担当に聞いてください”という態度ではいられない。
最初のうちは税務申告や決算にまつわる作業を主として担当していたが、知識や経験を重ねていくことで、税務コンサルティングや、企業が投資を行うにあたり投資対象の価値やリスク等を調査するデュー・デリジェンスなど、様々な面から企業の税務をサポートすることになった。
税理士資格があることから、若手のうちから大企業の主担当として、お客様のもとに出向くこともあった。企業のあらゆる営みに関連して、様々な角度から税金の検討をしなければならない。相手がどれほど役職のある人だったとしても、税の専門家として堂々と対峙し、提言しなければならない場面もある。自分の一言が、企業の意思決定を大きく左右する。その重責に震えた。
時には、テレビCMでよく見るような大企業の税務を担当することもあった。“この企業の税務については、自分が担っている。すなわち自分がこの企業の成長を支えているということだ”。責任の重さを実感する一方、そのCMを目にするたびに、自分が企業活動に携わっていることを誇らしく思えた。
その業界を代表するような企業の税務を担当することは、すなわち、業界や日本社会を牽引していくことに携わることでもある。そうして一つひとつ経験を重ねるたび、税理士としての確かな自信が積み重なっていった。
過去、今、そして未来へ。
「企業を見る目」が
求められる
企業全体で税務を見ることはやりがいを生むだけでなく、業務効率の面でも良い点があるという。
「新規事業の策定からM&Aまで、あらゆるフェーズでの税務に携わることで、その企業が進みたい方向を理解し、税務観点でのリスクの見落としを防ぎながら、業務の効率を上げることができるという利点があります。長くお客様を担当できれば、担当者の思いやニュアンスを汲み取れるようになり、より良いサポートが可能になるのも、この体制の魅力だと感じます」。
さらに顧客が大企業だからこそ、新しい事業を始めたり、新たな税制上の優遇措置を取り入れたりすることも多く、最新の税務を学び実践できる楽しさもある。
たとえば賃上げ促進税制という税制上の優遇措置がある。企業において給与等の支給額が一定以上増加したときは、その増分に応じて、税額から特別控除ができるという制度だ。令和6年度の税制改正において、賃上げ促進税制は3年間の延長・拡充がなされ、従来よりも適用の効果が大きくなった。
このような税制上の優遇措置について、積極的に取り組もうとする大企業は多いという。だからこそ、その税務を担当する税理士も、最新の情報をインプットしながら、適切に提案したり相談に乗ったりという姿勢が求められる。税の知識に精通した専門誌を購読し、常に最新の情報を取り入れるよう心がけている。
「税務コンサルティングやデュー・デリジェンスなどの仕事をするには、ただ単に税の知識があるだけではなく、『企業を見る目』も求められます。この企業はこれまでどんな取り組みをしてきて、そしてこれからどのような方向に進んでいきたいのか。この仕事は、企業の未来、そして業界の未来を、共につくっていく仕事でもあるのです」
過去、今、そして未来へ。
「企業を見る目」が
求められる
役職を上げて、次のステージへ。
メンバーの信頼を得る
スペシャリストに
2022年、マネージャーに就任。現在は約15名のチームを率いる立場でもある。 「税理士というと一匹狼というイメージがあり、それを『かっこいいな』と思っていたときもあったのですが、今はチームで一緒に高い壁を乗り越えることのやりがいを深く感じています。高難度な仕事を終えたとき、チームのみんなでお互いに讃えあって喜びを分かち合える。管理職になってからは、チームメンバーの成長もやりがいの一つになっていきました」。
顧客との打ち合わせで一言も話せなかった後輩が、次の打ち合わせでは積極的に発言するようになった。顧客から税務相談の問い合わせが来たとき“私が答えます”と進んで自分から仕事を担当するようになった。――そうした成長の一つひとつが、とても嬉しいのだという。
「今後は税務のスキルとマネジメントスキルをどちらも高め、次の役職であるシニアマネージャーを目指したいと考えています。評価制度が明確で、与えられた役割に見合った給与体系があることも、やりがいの一つです」。
入社したときから上司に、社内に“自分のファンをつくれ”と言われてきた。かつて教育係の背中に憧れたように、お客様に真摯に向き合う姿勢を社内で見せていくことが大事だと考えている。「後輩にカッコ悪いところを見せちゃいけない、と思うと、頑張らなきゃと思いますね。それは仕事の質にも繋がっていくはずだから」と笑う。
「今後、より責任あるポジションに就くためにも、チームメンバーから信頼される働き方をしたい。『信頼できる税の専門家』を目指すことは、令和会計社がお客様に提供するサービスの向上にも繋がっていくと信じています」。
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